カイジの人生哲学
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作成日時 : 2006/01/24 18:11
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ライブドアへの東京地検の強制捜査は、ついに堀江社長ら4幹部逮捕へと至った(1月23日)。一般紙、スポーツ紙、夕刊紙、さらには日経新聞の一面が同じニュースになることは、実は大変まれな現象なのだが、今日の一面はこぞってこのニュース。まさに、この事件が政治的にも、経済的にも、社会的にも、大きな衝撃だったのかがわかる。
日本経済は、失われた10年からの回復過程で、過去の道義的価値観の良質な部分までもそぎ落とし、アメリカ至上主義ともいうべき、市場原理優先の自由主義をことさらに賛美してきたキライがある。アメリカと違って、宗教的倫理感のバックグラウンドの薄い日本では、どうしても自由競争原理は歯止めのない弱肉強食への突き進む傾向がある。今回の事件は、昨今の拝金主義的風潮や小泉改革路線全体も問い直す契機となるのではないか。
ところで、「カイジ」という福本伸行という漫画家の作品がある。もともとマージャン専門誌に掲載されていたギャンブル漫画なのだが、荒唐無稽なプロットと決してうまくない絵なのだが、その主人公カイジの徹底して偽悪的生き方が実に読ませる人気マンガだ。カイジ曰く「負ける奴がいるから、勝つ奴がいる。だまされる奴がいるから、儲ける奴がいる」ライブドア騒動の渦中、どうしてもこのカイジの人生観を思い出してしまった。
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